正座するブログ

ADHDと診断された元おもちゃ企画開発者がいろんな場所で正座するのです。ほぼ記憶の記録用。

「『マルセル・デュシャンと日本美術』展で、つのだ☆ひろが頭をよぎった!」の回





どーも、 @blackframeman です✋🏻✋🏻✋🏻




はじめに

「現代美術の父」と称されるマルセル・デュシャン(1887-1968)の作品および関連文献資料、写真などにより、デュシャンの人生と60年以上にわたる芸術活動を時系列でたどります。 展覧会を通して語られるのは、彼の人生そのものです。フランスおよび米国での彼の生涯においてカギとなる場面や重要な活動、また人間関係を概観、彼の作品や現代美術における重要性を紹介するとともに、彼の多様な人となり、さらに、芸術と生活の垣根をなくそうとするさまざまな試みを紹介します。

(展覧会のみどころ, 東京国立博物館ホームページより引用)

先週の金曜日(10/26)に上野の国立東京博物館で開催されている『東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展 マルセル・デュシャンと日本美術』という展覧会へ行った。平日だから空いてるかと思ったが、意外に人が多かった。休日はもっと混むのだろう。やはりデュシャン人気は凄い。この展覧会、いくつか新しい試みがあり、楽しめるものもあったが、疑問も残るものもあった。最後に、日本の美術品をレディ・メイドと絡めて展示してあるのも、この展覧会の特徴だ。
また、同時開催している『特別展 京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』という展覧会とセットのお得なチケットがあったので、両方観ることにした。こちらは、また別記事で。



もくじ

1. 「マルセル・デュシャン」って知ってます?


美術の教科書で男性用小便器にサインが書かれたの作品を見たことはないだろうか。それが、マルセル・デュシャンの最も有名な『泉』という作品だ。デュシャンは、こういった大量生産の既製品を使い「レディ・メイド」という概念を構築し、芸術作品は手仕事による一点物という固定観念を崩した。デュシャンは、ニューヨーク・ダダの中心人物で、20世紀の美術に大きな影響を与えた。私め的には、イケメンなところが好きだ。幼少期の写真とかカワイイ。


2. 写真撮り放題で、作品複製マシーンと化する人々


会場へ入って少し行ったところに『自転車の車輪』という作品があった。この作品も有名なので、教科書で見たことがあると思うのだが、ずっと気になっていたことがあった。それは、車輪と椅子をどうやって接続しているかだ。確認したら、普通にネジとボルトて止めてあるだけだったが、記録用にしゃがみならスマホで撮影をした。実は、この展覧会ほとんどの作品が撮影可能となっていて、客はパシャパシャとスマホで作品の写真を撮って、作品の複製をつくるマシーンと化していた。これも、デュシャンの考え方とリンクしていて、おもしろい。


3. 小便器を眺めながら「このレプリカはレプリカなのか?」と思った


デュシャンの最も有名な作品のひとつ『泉』は、何年か前に現代美術の変遷のような展覧会で一度見たことがある。この作品のオリジナルは紛失していて、展示されているものはレプリカである。以前見たものと同じレプリカなのかは分からない。ガラスケースに入っていて、高価な宝石のような扱いであった。ただの陶器の小便器なのに。ガラスケースに映り込む小便器を見て、これはレプリカであってレプリカではないのでは?ということは、数年前に見たレプリカと同じものかどうかなんて、どうでも良くなった。実は、どちらも真作なのかもしれない。頭が痛くなってきた。混乱!


4. つのTHEひろ


今回、初めて観た作品で興味深かったのは、タイプライターを使ったもの。『1916年2月6日日曜日のランデヴー』は、言葉が連続して意味を持たないように打たれていて、さらに4つに切られて、並び替えて貼られたものだ。他には文章中のTHEを★に置き換えたものもあった。即座に頭の中に「つのTHEひろ」という文字が浮かんで、自分の想像力の乏しさが悲しくなった。後で「だ」が抜けいることに気づいて、もっと悲しくなった。
タイプライターの作品、よく分からないが、言葉や物事は分解できるということなのだろうか。ADHDの私めの脳の中みたいだなと思った。たまに記憶が分解されて、違うことを事実と思い込んでいることがある。


5. デュシャン大喜利は、おみやげ


展覧会の音声ガイドを楽しみにしている人は多いはず。私めも、その1人で音声ガイドがある時は必ず聴くようにしている。今回の音声ガイド、解説と一緒に「デュシャン大喜利」というものが収録されている。解説と大喜利が交互に入っていて、スマホに「33Tab」というアプリケーションをダウンロードして、課金することで全てを聞くことができる。
ナビゲーターは、麒麟の川島明さんで、大喜利回答者がシャンプーハットこいでさん・インパルス板倉さん・ジャルジャル後藤さんとなっている。なんと、大喜利は39分もあり、解説より長い。この大喜利、長すぎてスムーズに作品を観ることができないというのが問題だ。結局、家に帰ってから聴こうとなるのだ。大喜利は、おみやげになってしまった。おそらくその場で聴く人は少ないと思う。「デュシャンなら何やってもありで、怒らないだろう」みたいな考えが透けて見えたのが気になった。
アプリケーション自体は、音声ガイドを家に持って帰って再度聴き直せるのは、復習ができてよい。麒麟の川島さんの声が心地よいので、寝ながら聴いたらよさそう。
それにしても、全員困惑しているのが伝わってきた。なんか可哀想だった。



6. 大喜利より面白かったもの

快慶定慶展も見終わり、1階へ降りたところラウンジの方に、こんな物が飾ってあった。

TOTO
国産初の「陶製腰掛式水洗便器」

これが一番おもしろいやんけ!


まとめ

『東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展 マルセル・デュシャンと日本美術』は、

  • めっちゃ混むことが予想される!(特に土日)
  • 快慶定慶展とセットのお得なチケットがある!
  • 作品の写真撮り放題!(一部撮影禁止あり)
  • 音声ガイド「デュシャン大喜利」は解説だけを聴け!
  • 最後のオチが芸人泣かせ!



ブラックフレームマン
twitter:twitter:@blackframeman
instagram:@blackframeman
tumblr: http://blackframeman.tumblr.com/
元おもちゃ開発者。ナノブロックやパーティーゲーム、ボードゲームを担当。2月に発達障害(ADHD)の診断を受け退職。現在じっくりと就職活動中!