正座するブログ

ADHDと診断された元おもちゃ企画開発者がいろんな場所で正座するのです。ほぼ記憶の記録用。

「『イッテQ!』は教養番組でもあると日テレが分類してるのでコーナーの打ち切りは検討されるべき」の回







どーも、 @blackframeman です✋🏻✋🏻✋🏻




はじめに

5月20日に放送された日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』の「橋祭りinラオス」がヤラセではないかと話題になっています。週刊文春は、現地にその祭りはなく、日本テレビが仕込んだものだと報じています。それに対して、日本テレビは仕込みを否定し、該当の村での開催が初めてだったのを以前から開催していたように誤解を与えたことに関しては反省しているという見解を発表しました。
ネットでは「バラエティなんだから面白ければいい」という声もありますが、日本テレビは『世界の果てまでイッテQ!』を娯楽番組と教養番組に分類しています。
この点から、万が一、ヤラセが事実だった場合は、コーナーの打ち切りは検討される必要があるのではないかと思います。



もくじ

1. 週刊文春から出てきた疑惑


この疑惑、そもそもは週刊文春 2018年11月15日号で、『日テレ「イッテQ!」にラオス「橋祭り」やらせ疑惑』という記事が掲載されたことが発端です。
番組では

問題となっているのは5月20日放送分の「橋祭りinラオス」。実際の放送では、自転車で“橋”に見立てた全長25メートルの板を渡り、スピードなどを競う“祭り”だと紹介。

されたようですが、週刊文春の取材では、ラオスの首都ビエンチャンの駐在員が

「ラオスで『橋祭り』なんて聞いたことはないし、周囲のラオス人に聞いても誰も知らない。そもそもこの地域で自転車といえば、外国人観光客がレンタサイクルに乗るぐらい。この『橋祭り』は不自然な点が多すぎる」

と証言。
さらに、ラオスの情報文化観光省観光部副部長が

「こうした自転車競技はラオスには存在しない。今回(の「橋祭り」)は日本のテレビが自分達で作ったのではないですか」

と証言しているとのことです。


2. 日本テレビの反論

日本テレビは、週刊文春の記事に対して、ホームページで『「週刊文春」(11 月 15 日号)掲載 「世界の果てまでイッテQ!」の記事に関する見解』を11月8日に発表しました。
この中では、

  • 祭りのネーミングは、分かりやすくするために意訳することがある
  • 今回の祭りは現地の提案で、番組が企画・セットの設置をした事実はない
  • 参加者に賞金を渡した事実はない
  • 情報文化観光省に十分な説明をし、正式な手続きをして撮影をした
  • 水の上の一本橋を自転車で渡る催しは現地のコーディネート会社から各地で人気と聞いていた
  • 今回の会場での催しの実績の確認をせず、毎年開催されているような表現をした
  • コーヒーフェスティバルとセットで開催されているのを紹介しなかったのは意図的ではない

ということが書かれています。


3. 『イッテQ!』は教養番組でもある


(日本テレビホームページ 番組向上への取り組み「2018年10月期 基本 番組種別」より引用)

放送法で地上波放送局は、教養番組を20%以上を確保し、種別ごとの放送時間を半年ごとに公表しなければならないと決められています。
日本テレビは、教養番組を

知見を広め、情操を豊かにし、倫理性を高め、かつ生活の向上を意図した番組。ただし、教育に属するものを除く。

と定義し、『イッテQ!』を娯楽番組と教養番組に分類しています。
2018年10月期 基本 番組種別(PDF)
倫理性を高めることを意図すると、自ら言っているので、ヤラセがあったとなると、問題にしないわけにはいきません。
先述の見解で、日本テレビは「今回の会場での催しの実績の確認をせず、毎年開催されているような表現をした」と認めているので、それが倫理性を高めることを妨げたかどうかが重要になってくるのではないでしょうか。


4. 「バラエティなんだし」という声は多い


ネットでは、「バラエティなんだし」という擁護の声も少なくないですが、日本テレビが自ら教養番組にも分類しているというのは、知っておいて欲しいと思いました。

ヤラセ疑惑の『イッテQ』擁護の声広がる…「視聴者は気にしてない」「問題と思わない」(2018.11.12, Business Journal)


5. デーブ・スペクター氏の指摘

イッテQの“やらせ疑惑”報道にデーブ・スペクター氏「まずいと思ったものはボツにすべき。それができる番組だったはず」(AbemaTIMES,
2018年11月09日 17:30)
デーブさんは、この記事の中で、プロデューサという視点から、

でも、ドッキリを先にアレンジしたりするのは必要のない演出だし、軽い"やらせ"だと思う」とした上で、「イッテQは生粋のバラエティー番組というよりは、ドキュメンタリー的な番組でもあり、教養番組の部分もないとは言えない。

お子さんも含めた視聴者に向けて、ないものをあるように見せかけたという罪は大きいと思う。

という指摘をしている。
視聴者がどう思うかに論点が行きがちだけれど、作り手の倫理観の問題なのだと思いました。


まとめ

日本テレビが『イッテQ!』を教養番組にも分類しているので、バラエティなんだからというのは通用しません。催しの開催実績を確認せずに、誤解を招いたことは認めているので、コーナーの打切り検討される必要があるのではないかと思います。日本テレビは、検討した内容を公表してほしいです。
そして、デーブ・スペクターは信用できるプロデューサなんだなぁと感じました。



ブラックフレームマン
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元おもちゃ開発者。ナノブロックやパーティーゲーム、ボードゲームを担当。2月に発達障害(ADHD)の診断を受け退職。現在じっくりと就職活動中!